• 菊沢将憲最初期絵画展

    『一本の線から』

     

    会期

    2020年

    8月22日(土)〜8月28日(金)
    連日11:00〜19:00 

    ※会期中無休

    ※今回、画家は会場に来場しませんのでご了承下さい。


    会場

    ブレンドオアネックス
    福岡市中央区平尾2丁目18ー3

    平尾コーポラス101
    092−401−1837 

    ※西鉄平尾駅より徒歩7分


    入場無料・予約制

    (各回45分・1組3名様まで)
    ※ご予約の際、連絡事項の欄にご来場の際の人数をご記入下さい。

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    菊沢将憲初の絵画展!

    俳優・映画監督・ミュージシャン・ダンサーなど様々な分野で世界をまたにかけて縦横無尽に活動する菊沢将憲の初めての絵画展。昨年秋から描きはじめこのコロナ禍の中、現在まで描き続けたすべての絵を長らく活動の拠点としていた福岡市に展示します。ボールペン一本で緻密に描き上げられたドローイング、強烈な色彩感覚と独特の世界観で描かれたペインティング、菊沢将憲の新しく拓かれた唯一無二の表現世界をお楽しみ下さい。

    今回は混雑を避けるため、予約制となっております。
    お早めにご希望の日時をご予約下さい。

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          《菊沢将憲プロフィール》
    俳優・劇作家・演出家・ミュージシャン・映画監督。北九州市門司出身。高校時代より音楽を始め、博多のライブハウス「照和」でレギュラー出演。1995年福岡市拠点の「空間再生事業 劇団GIGA」に入団、2000年より主宰。役者・劇作家・演出家として活動、韓国での公演も重ねる。 2003年に主演映画「815」がバンクーバー国際映画祭にて審査員特別賞を受賞。2005年には出演した舞台「悪魔を呼び出す遍歴学生」が利賀演出家コンクールにて優秀演出家賞を受賞。福岡市立青年センターにて毎月開催され10年で100回を越えるアートイベントとなった「くうきプロジェクト」を立ち上げ福岡のアートシーンの一角を担う。現在は拠点を東京に移しフリーの俳優として野田秀樹・河瀬直美・西川美和・西田シャトナー・小野寺修二・ノゾエ征爾・江本純子・長谷川寧の作品に出演。ダンスの世界でも黒沢美香・黒田育世・矢内原美邦・康本雅子の作品に出演し独自の活動を展開。2016年にアヴィニョン演劇祭インで初演されたアンジェリカ・リデル演出の舞台「¿ Qué haré yo con esta espada ?」に出演し、活動の場を世界に広げる。また、監督した映画 「おーい、大石」が、ぴあフィルムフェスティバル/ PFFアワード 2016に入選し荻上直子監督より絶賛。出演した映画「わたしたちの家」(清原惟監督)もPFFアワード2017でグランプリを受賞し、ベルリン国際映画祭など各国の映画祭で高い評価を得ている。2019年春には主演映画『グッドバイ』(今野裕一郎監督)がポレポレ東中野にて公開された。
    web⇨http://masanorikikuzawa.strikingly.com
    Twitter⇨https://twitter.com/renonremon

          

          すべては一本の線から

     

    昨年の秋にふと思い立って描きはじめた絵。一冊のスケッチブックと一枚のキャンバスと何色かのアクリル絵具を銀座の大好きな画材屋さんで買って、それがはじまりでした。いきなりキャンバスに絵を描くのがとても怖くて、最初はスケッチブックに少しずつ描きはじめました。その時は世間はまだオリンピック開催の話題で盛り上がっており、「復興」という言葉がセットになってあちこちで叫ばれていました。何をもって「復興」というのだろう。ならばその「復興」した街の姿を絵にしてみよう。その思いからボールペンでのドローイング「復興」シリーズがはじまりました。そしてこのコロナ禍。絵を描きながら、自分が一本の線すらまともに描けないこと、その一本の線を何でどう描けばよいのかさえ何も分からない自分がいることに気がつきました。キャンバスに移ってからも何枚描いても、描いても描いてもその「一本の線」問題は常に重くのしかかってくるのです。「一本の線」は自分にとってとても重要な問題なのです。その「一本の線」とどう向き合ってどう絵にしようとしているのか、その試行錯誤と悪戦苦闘の跡を絵の中に発見してみて下さい。そしてあなたも一本の線を描いてみて下さい。そこにあなたの意志が現れます。そしてその意志が生活を、生き方を、社会を世界を変えていくのです。大げさな話ではありません。すべては一本の線からはじまっていくのです。   

            

                菊沢将憲

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    明日はどっちだ!

     

    鬼才 菊沢将憲との出会い 「いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこにとびこむんだ。やってごらん」 鬼才といえばあの岡本太郎を思い出す人は多いだろう。 私が菊沢将憲に初めて会ったのは2006年の春だった。 私たちが運営する店の創業5周年祭に 彼が主宰する「空間再生事業 劇団GIGA」の特別公演を開催依頼したのがきっかけだった。 「わずか10坪強の場所でもやれるの?」と恐る恐る尋ねると「大丈夫」との返事をもらい、予測もしなかった「もしかしたらの開演」になった。 昭和32年に建てられた古びた長屋の一画。 一階の商品や什器を劇団スタッフ全員に二階に運んでもらい、 一階をまっさらの空間にした後、舞台を組み立て、開演!! 劇団員たちは汗まみれ、埃まみれになって 縦横無尽に飛び回り叫んだ。歌った!ギターも泣いた! 客席は興奮の坩堝に。 なった。 狂気が地の底から。 目を覚ましたようだった。 それから5年が経ち、 木枯らしが吹き荒れる季節に彼から相談を受けた。 「東京で勝負したい!」 それは、相談ではなく、 もう彼のなかで決まってることだった。 そして、さらに10年が過ぎた。 その間、彼は日本を飛び越え、スペイン、フランス、イスラエルなどで 生活者でもなく、旅行者でもなく 「演者」として時代を駆け抜けた。 今、俳優でもあり、ミュージシャンでもあり、ダンサーでもあり、演出家、映像監督として活躍している。 しかも、コロナ禍の自粛の期間中に「絵を描いた」とFACEBOOKに投稿してあった。 見てびっくりした。 それはまさしく 「不安」と「狂気」の時代の幕開けを描いたポップアートだった。 これは伝えなければいけない! そう思った。 「不安と狂気の時代にこそ優れた芸術は生まれる」 それは 「不安」と「快楽」の格差があることによって、 絶望と狂気を生みやすい時代の始まりでもある。 その「絶望」と「狂気」は 「現実」を最大芸術化させる糧なのだ。 明日? 明日を知りたければ 鬼才 「菊沢将憲」の絵画展を見ることをおすすめする。 試行錯誤と悪戦苦闘の跡を絵の中に発見してみて、 自分が描く一本の線はどこにつながっていくんだろう。 それをうっすらと、 いやガツンと。 あなたは感じるだろう。 明日はどっちだ!

     

    ブレンドオアネックス  高取茂雄

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    ステージナタリーさんにご紹介いただきました!

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    2020年8月22日(土)〜28日(金)
    連日11:00〜19:00 ※会期中無休
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